スタッフ紹介


ごあいさつ


代表取締役 角井 健二


有限会社角井杭木店は、県土の約7割が森林におおわれる岡山県は総社市にある企業です。

祖父が素材生産者として山から原木を出材していたところ、農協さんより『稲足を作ってみないか』と話を持ち込まれたのがきっかけで1970年以来、木杭に特化した事業を行ってきました。
土木工事で使用する松杭、造園工事で使用する支柱などを中心に岡山県内をもとより、中国・四国地方また関西方面へも販売をしております。

丸加工技術を得意として、近年は付加価値の高い製品作りにも挑戦しており、ベンチの製作・遊具用資材等の加工も行い、自社の技術力向上にも注力しております。

木材は伐採し、再び植林して育てることができる再生可能な資源です。
『間伐材』を今後も積極的に利活用し、社会・顧客のニーズに応える製品の提供を通じて社会に貢献して参りますので今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。




社長インタビュー

会社の将来について、どのようにお考えですか?

杭の仕事は祖父と父が築いてくれた原点となる事業です。その原点を中心に、杭の専門として継承し守っていきたいと思っています。
基本は、安心・安全なものを作るための基礎となる杭を製造、販売して行くことになります。丁度、今、高層マンションの杭の不正が問題になっています。常に、安心安全の杭を提供する原点を忘れることなく、原木から加工している責任ある、製造メーカーとして頑張っていきたいと思います。
お客さんの注文にもきめ細やかに対応できるよう、真面目に誠実にといった感じでしょうか。品質を維持して、継続していくこと疎かにしないことですね。

また、岡山県産材利用や、間伐材利用など地球環境を意識していきたいと思います。そんな中でも、次の成長として、今の、丸加工技術を生かした楽しいものを作りたいと思っています。このたび、新たに挑戦したベンチもその一つです。


社員に求めることは?

平成16年に引き継ぎましたので、もう10年以上になります。社員さんは、私が小さい時から来てくれている大先輩のベテラン職人ばかりです。昔から良くしてくれ、本当に感謝しています。みなさん真面目な方で、信用できる人たちです。
今後もケガなく健康維持していただき、いつまでの元気で角井杭木店を支えて欲しいと思っています。

これから、大先輩の技術や仕事ぶりを継続していくよう、若い子を入れて育てていくことが、必要だと思っています。これからにはなりますが、一緒にやってみたいなっていう若い人材を探していきたいと思っています。



角井杭木店の歴史について

私が社員として入社して、5年目ぐらいで先代が病気で亡くなりました。まだ若かったのですし、親父はまだまだずっと元気で一緒に頑張っていくと思っていたので、とても大変だったと思います。それまでは、工場での作業を黙々とこなしており、事務的な見積りなどの仕事していませんでした。先代が亡くなる前に、少しずつ配達でお客様の所に行くことで、お客様と接する機会が増えて、引き継ぐ上で助かったなと思っています。
急ではありましたが、小さい頃から家の仕事を見て育って来たので、将来後を継いでやりたいなとは思っていました。

仕事の中で思い出深いことはありますか?

東日本大震災の時に仮設住宅用の木杭を用意したことです。仮設住宅を建てる際に基礎として木杭を使います。仮設住宅が一刻も早く必要になり、それを一生懸命みんなで作ったことは覚えています。
プレハブメーカーさんからたくさんの依頼が有り、スピードと量が要求されました。朝から晩まで同じ杭を作り、たくさんの杭を提供しました。



角井杭木店の魅力は?

お客様によってそれぞれ事情が違うので、必要なときにすぐ対応できるよう、在庫に工夫をしています。出来るだけ、短い納期に対応できるよう努力をしています。急ぎの注文でも、対応できるのが、長いことやってきている角井杭木店の強みだと思います。

また、環境を意識した取組みも特徴です。杭を作る過程で出る木の皮などは粉砕機にかけておがくずにしたり、カットした際に出る木片はチップにし、販売することで、無駄なものをなくしています。出来たおがくずは牧場の敷きわらに、チップはパルプ・発電用に再利用しています。
地球の資源を究極までありがたく利用させていただくことで、より感謝する気持ちが生まれると思います。